FC2ブログ

芝居で出合った 演出家、俳優の 現場のイイ話。私の本箱、イメージを言葉にする とっておきの方法 。 エッセイ、イラスト、本のコレクションの紹介、その他 私のお気に入り あれこれ 

スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

DENさん語録

シンバル叩く猿

     DENさん語録(10)

   「僕は 今の演劇
   『型』みたいなのをつくりたい
    日常を切り取って 
    カリカチュアみたいに したいなあ」

そこで演出家の傳さんが命じたのは
 
   「みんな なにか とんでもない動作を
    入れて見なさい。
    手をぐるぐる振りまわすとか
    ほら、昔オモチャ屋で売ってた
    ネジ巻くと シンバル叩く猿 みたいなのとか」

(どこに いれよう? 何を いれよう?)
みんな、なかなかうまく行かない…

さっそく 取り入れたのは 守川くみ子 大先輩。
稽古している「とりあえずの死」は年齢層が幅広く、
70代80代の超ベテランが揃っているけど
そのなかでも、長老クラス。
(あとで年齢を知ってびっくりィ!
      60代後半にしか…)
しかも、演技は軽やかで テンポもよく
歯切れのいい声は 
舞台に出ただけで お客を ぐぐっと惹き付ける
あこがれの 大先輩。

その守川さんが、なんと 演技の中に
お猿のシンバルを、各所に取り入れちゃった!

普通、こんなことやったら
場違いになっちゃうと 思うでしょ?
浮いちゃうと 思うでしょ?

ところが守川さんのは、
その人物が、普通〜にやっているように見せちゃう。
演技の中に、取り込んじゃう。
超、リアル!
皆 唖然としました。

カリカチュアとは…「型」って これなんだって。

演技が惰性になると 
「形」(かたち)になって どんどんつまらなくなる。
でも「型」(かた)はちがう
演技も、エネルギーも<凝縮>してる。


昔、狂言や 歌舞伎の 型も
こうやって生まれたんだろうなぁ…

80代のベテランが
これまで身につけて やってきたものを 
面白そうに ポイポイ捨てて
どんどん新しいことを取り入れていく。

たいした技術も 身につけてないのに
我々以下、若い役者の方が、
そのつまんないものが 捨てられない…

参りました!

関連記事
コメント:
トラックバック:
トラックバック URL
コメント:フォーム













管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

はんがん

Author:はんがん
河崎早春(かわさき さはる)
俳優、朗読家。

舞台の案内、これまでの舞台、仕事歴は
公式HP 「ことばの国」

朗読、語りの様子はYouTube
「ちりぢごく」「瘤取り」ほか

YouTube Facebookにて「本に囲まれて」
本に関する情報を発信中。

プライベートな 趣味の世界は Facebook

なお、武者小路実篤記念館のHPで
詩の朗読の映像も見られます。
→ 「詩の世界」

最新コメント
最新トラックバック
ようこそ
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top
Powered by FC2 Blog | | Template Design by スタンダード・デザインラボ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。