芝居で出合った 演出家、俳優の 現場のイイ話。私の本箱、イメージを言葉にする とっておきの方法 。 エッセイ、イラスト、本のコレクションの紹介、その他 私のお気に入り あれこれ 

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芝居の稽古場から

フランキー堺と羽織

先日、三木のり平の浴衣の芸について書きましたが…
(「三木のり平の遊び」参照)

映画「幕末太陽傳」を見ていたら
フランキー堺が 羽織をフワッと放り上げて
さっと宙で袖に手を通す
なんとも粋な仕草が印象的でした。

あ、三木のり平の浴衣の芸(これは見ていないけど)
もとはこれだったのかなと…。
そうしたら、フランキー堺
歌舞伎の先代勘三郎の芸を見て
それを練習したんですって。
もしかしたら 幇間芸あたりから
来ているのかもしれませんね。
(この辺、詳しい方がいらしたら、教えてくださいませ)

最近は、瞬間芸とか
素人でもできるような芸を
テレビの芸人さんがやったりしてるけど

三木のり平とか フランキー堺みたいに
磨き上げた芸を
なんでもなくさらりと見せる人が
たくさん たくさん居ましたよね。
そんなすてきな 芸人達は 
どこに消えちゃったんでしょうね。

チャップリンの 蚤のサーカスの芸だってそうだけど
思わず 見入ってしまう 素敵な芸に出合いたいと
つくづく思うこのごろ。

そうだっ、言ってるだけじゃなくて
私も稽古しようっと!


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04/16のツイートまとめ

saharukawasaki

河崎早春と松尾智昭の 掛合い朗読 「ちりぢごく」(30分)以前音声が小さかったトラブルを解消しました。花輪莞爾「悪夢百一夜」より。方向音痴の中年女が免許をとったことから悲劇は始まった!!!: http://t.co/5spTCZWs @youtubeさんから
04-16 10:08

DENさん語録

役者馬鹿

 今回は DENさん語録 ではなくて
「終の檻」の公演を終えての後日談です。

終の檻」の台本を手渡されたとき…
精神病院の依存症の患者ということで
セリフは たまに吠えるだけだし
ト書きは皆無に等しく
薬とアルコールで脳がボロボロになった
一番重傷の患者だというし
…一体どうしようと考えて
とんでもないことをやってしまいました。

とぎれとぎれのセリフ…ということから
言葉を思い出すために、
脳の一部分に ずーっと集中したまま
舞台に居続けたらどういうことになるだろうと。

その結果 顔や口が曲がったり
言葉が吃ったり
顔や身体がひきつったり…。
やろうとしてやったわけじゃないのに
集中したら 勝手に身体がそうなってしまたのです。

精神病や、脳に障害のある人が
口や身体が引きつるのって
こういうことなのかと 合点がいきました。

でも、面白いなあ〜
何しろ出ずっぱりだから 毎日最低二時間ぶっとうし
二ヶ月間その状態で居た訳で
そうやって稽古していたら
やたら眠くなったり
やたらに甘い物が食べたくなったり。
(事実三食お菓子を食べまくった事もありました)
不思議な現象が次々にあらわれました。
普段使っていない脳を 駆使したせいでしょうか?

ところで演出のDENさんに
「どこが当て書きなんですか?」
と質問した所、
例えば…といって…

「例えば まじめで品のいい石毛加世子さんに
あの人が絶対言わないような
卑猥なセリフをてんこ盛りにして言わせたら
拒絶反応を起こさずに
自分の生きたセリフとして言えるかなあって
それが見たかったんだ」とのこと。
見事、石毛さんは、全く違う人間になって
舞台で生き生きと存在していました。
それまでに どれだけ心の葛藤があった事か…脱帽。

そうか!だからおしゃべりな私から
セリフを取り去ってしまったんだ!と合点。

でも、そのおかげで
芝居が終わって山のような雑用を終えた途端
身体はピンしゃんしているつもりだったのに
急に 舌に7箇所も口内炎が吹き出し
言葉も喋れず筆談。
食べられず飲み込むのも痛くて
唾液でむせって咳き込み
ついに栄養剤の点滴をする羽目に。

ああ…こんなことやってて
それでも懲りずに舞台を楽しんでいるなんて
つくづく、芝居ってのは 贅沢な「あそび」でございます。

「おまえら、仕事するなよ。
役者ってのは
舞台であそんで なんぼなんだ」

という 傳さんのことばが、痛む口内炎に響きます。

「喋らない早春って、静かでいいねえ〜」
これが周りの人たちの反応。
ちぇっ!


DENさん語録

目の粗いザル

   DENさN語録(25)

「終の檻」で何が言いたいのですか?
との質問に、ややしばらく黙ってから
傳さんは ぽつりぽつりと はなしだしました。

その答えのひとつが…

「この世の中ってのはなあ
目の粗いザルみたいなもんだな。
いい事でも 悪い事でも
何かが決まる時には
そう厳密じゃないんだ。

例えば何かに助成金がおりるとするだろ
その審査が どれだけ厳密になされるかっていうと
それが そうじゃないんだ

ホンの末端の人間の目に留まったとか
ささいな さじ加減で
それに ひっかかるかどうかで 決まるんだ。
ザル、それも目の粗いザルに 
たまたま ひっかかるかどうか。

それが運、不運を分けるんだな。」

それを芝居で笑い飛ばしてしまおうと…
わたしたちは 日々 馬鹿馬鹿しい努力を
繰り返しております。
そんな馬鹿どもに乾杯。





プロフィール

はんがん

Author:はんがん
河崎早春(かわさき さはる)
俳優、朗読家。NPO日本朗読文化協会講師。

舞台の案内、これまでの舞台、仕事歴は
公式HP 「ことばの国」

朗読、語りの様子はYouTube
「ちりぢごく」「瘤取り」ほか


プライベートな 趣味の世界は Facebook

なお、武者小路実篤記念館のHPで
詩の朗読の映像も見られます。
→ 「詩の世界」

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