芝居で出合った 演出家、俳優の 現場のイイ話。私の本箱、イメージを言葉にする とっておきの方法 。 エッセイ、イラスト、本のコレクションの紹介、その他 私のお気に入り あれこれ 

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DENさん語録

居場所を探せ

   DENさん語録 (24)

「芝居にかかる時には
まず 自分の居場所を探せ

居場所が見つかったら
あとは ただ居ればいい

自分から何もするな
そうすれば
相手のセリフが聞こえ
音が聞こえ
空気が感じられて
そうして 身体が自然に 動いてくるんだ」

この世界に入って、いわれ続けてきた事。
同じ事を DENさんもこんなふうに言ってたっけ。
わかっていても 公演が近づくと
よけいな事をやりたくなってくる。
もういちど 原点に戻って
稽古に臨む日々

(居場所とは…そこに人間として存在する…その居方のこと)







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DENさん語録

16コマの演技

    DENさん語録(23)

「チャップリンは24コマの映画を
16コマにした。

その結果、絞り込むことで
24コマにはない表現が出来たんだ。

だけど 普通の俳優は
36コマぐらいで 
ゆっくり ゆったり やりたがる。
その方が やった気が するんだな。
みんな引き延ばす方を好むんだ。

絞り込んで 刈り込んで 表現するには
力がいる。

そこには 
気持ちをためこむ 時間はない。
気分にひたる 時間はない。
でも、その方が
客の想像力を刺激する。

16コマに刈り込んでやってみな
疲れるけど おもしれえぜ。」







DENさん語録

三木のり平の遊び

  DENさん語録 (22)

「昔、明治座に芝居を見に行ったとき
三木のり平が浴衣を着るシーンがあったんだ。
それが 芸なンだよ。
浴衣着るのが 芸になってるんだ。
すげぇぜ」

 稽古場で またDENさんの話がはじまりました。

「浴衣をポーンって高く投げ上げるだろ。
下でのり平さんが手を開いて待ってる。
浴衣がちゃんとその形で
ヒラヒラって落ちてきて
その開いてる手に スッと袖が通って
ササッと 帯を巻く。
それが一瞬なんだ。

客は唖然として大喝采。
もう、拍手と笑いが止まらなくて
それから 30分は 芝居にならない。

あとで のり平さんに話を聞いたら
浴衣 何十枚も積み上げてさ
一枚一枚 糊のつけかたを変えてさ、
それで放り上げて稽古したっていうんだ。

たとえば、浴衣が裾から落ちてくるように
裾につける糊の量を多めにしたり
ひらりと柔らかく袖が広がるように
袖は ちょっと少なめにしたり…
そういう風に 試してみたんだろうな。

来る日も 来る日も
洗濯屋から 山ほど浴衣が届く。
そりゃー洗濯代だって 半端じゃなかったって
のり平さんの奥さんが ぼやいてたよ。

でもさあ、
「浴衣着る」って、ただそれだけの事に
執念燃やして、とことん遊んで
それで それを 芸にしちゃう。
すごいよな。
それが、役者しかできない、芸人しかできない
最高に贅沢な 遊びなんだ。」


チャップリンの蚤のサーカスや、
山小屋で靴を食べるシーンなんかも思い出しながら
DENさんの話を きいておりました。

(後日談…これも読んでね)



DENさん語録

頭だけだよ

   DENさん語録 (21)

「終の檻」は精神病院が舞台の芝居です。
そこで傳さんは 
病院の中で見聞きした
様々な話をしてくれます。

松沢病院の中庭でタバコ吸ってたら
おっさんが 話しかけてきたんだ。
「あんた どこが悪いんだい」って。
それで
「俺かぁ、あっちも、こっちもよ」
って答えたら、
「そうか、大変だな。 俺なんかさ、頭だけだよ」
って同情されちゃったよ。患者さんに。




プロフィール

はんがん

Author:はんがん
河崎早春(かわさき さはる)
俳優、朗読家。NPO日本朗読文化協会講師。

舞台の案内、これまでの舞台、仕事歴は
公式HP 「ことばの国」

朗読、語りの様子はYouTube
「ちりぢごく」「瘤取り」ほか


プライベートな 趣味の世界は Facebook

なお、武者小路実篤記念館のHPで
詩の朗読の映像も見られます。
→ 「詩の世界」

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