芝居で出合った 演出家、俳優の 現場のイイ話。私の本箱、イメージを言葉にする とっておきの方法 。 エッセイ、イラスト、本のコレクションの紹介、その他 私のお気に入り あれこれ 

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DENさん語録

お芝居するなよ

    DENさん語録 (20)
      「終の檻」の稽古場にて


「お芝居するなよ」

と、言われて キョトンとしてる若い人に
傳さんが こんなことを言いました。

「電話のシーンなんかでよく
相手が電話を切ったあとに
ふっと 受話器を見つめたりするヤツがいるだろ
ああいうのが いやなんだよ。
いかにも、何か心に思ってますって感じで。
さっさと、電話切れよ!

それから 番号なんかを言う前に
思い出そうとしてますって 
わざわざ 間をあけたりするヤツ。
こういうのって やだね〜」

それを聞いててドキッ…。

ドラマの中で 電話が切られたあと
「モシモシ、モシモシ!」って
切られた電話に話しかけてるのを見て
(切られてるのに 話しかけたって無駄なのに)
って 私も笑ってたけど
いざ 演じる時になると、
案外やりそうな気がします。

ああ、いつの間にか 垢のようにしみ込んでる
説明芝居
クワバラ クワバラ…


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芝居の稽古場から

ばかじゃなきゃ

役者ってさ
バカじゃ できないけど
バカじゃなきゃ できないって思うんだ。

すみません、今酔っぱらってるもんで
放送禁止用語 てんこもりです。


DENさん語録

つくりものだから 面白いんだよ(2)

   DENさん語録(19)
      「終の檻」の稽古場から


 芝居でホントのことなんかやったって面白くない
  嘘をホントみたいに 大まじめにやるから面白いんだ。」

 「役者は3日やったらやめられないって言うけど
  嘘をやるのって おもしれーぜー。
  お前ら、ホントなんかやろうとするから 面白くないんだ。
  そんなんじゃ、今すぐにでも 役者やめられるよ。」

 「例えばさ、勝新太郎の『座頭市』見てて
  あんな、按摩はいないって思うよ。
  実際、目が見えないとしたって 
  あんな風に、首曲げたり、杖で探ったりしないよ。
  でも、あれが いいんだ。
  あれで世界中がオオッと思った。
  あれが勝新太郎が考えた「型」なんだ

  そいういうの、考えついたら
  おもしれーぜー。
  そういうのが、遊びなんだよ」


 

 
  


DENさん語録

バカを薬で治そうと思わないこっちゃ

   DENさん語録 (18)
                        「終の檻」稽古場にて

紋切り型の芝居を繰り返す 若い役者たちに
 「お前ら、ちっともアイディアがないなあ…」
と稽古場で傳さんが嘆きます。

 「アイディアって言うのはなあ
  無から出てくることは ないんだよ。
  新星だって たまたま空を見上げたって みつからない。
  毎日毎日 望遠鏡を見てるから見つかるんだ。
  考え事してるから インスピレーションがよぎる。
  何にも考えてなきゃ よぎらない。」

そこで またまたまたまた
傳さんの 長〜い たとえ話が始まりました。

 昔、映画の台本を書いてて
 「『バカにつける薬はねえのう』
 っていう医者の台詞に 切り返す
 なんかいい言葉はないかなあ…」
 って ずーっと考えてた。
 歩く時も 夜寝る時も。
 なかなか思い浮かばない。
 なんかないかなあ〜。
 そんなとき、トイレの中で ふっと頭をよぎった。

 『あんたもバカを薬で治そうと思わないこっちゃ』

 やった、と思った。
 これ、そーとーいいだろ。

 この台詞を 丹波哲郎が気に入ってくれたんだよ。
 「傳さん、この台詞、いいね〜」って。
 
 丹波さんはそのとき 毛皮のコートを着ててさ、
 「そのコートいいですね」
 って褒めたら
 「そうかい、一昨日60万で買っちゃったんだ」
 って言うんだ。そして
 「あと3回褒めなよ」
 っていうから
 傳「いいですね」
 丹「あと2回!」
 傳「とっても いいですねぇ」
 丹「もう1回!」
 傳「すごく いいですね」
 丹「ちょっと着てみなよ。…ぴったりだ。やるよ、それ」

 トイレでうなって出てきた台詞が
 60万の毛皮のコートになっちゃった。

 なあ、わかるだろ
 アイディアって言うのは、
 ずーっと考えてて、はじめて出てくるんだよ。

(傳さん、たとえが面白すぎて、何の話だったのか
 忘れちゃいますよ。)





 

 



DENさん語録

なぜ自画像を描くか

   DENさん語録   (18)

「 画家はなんで自画像を描くのかな?」
という質問に DENさんが答えました。

  見慣れている故に
  見落としているものを
  見つけてるんじゃないか?


自分の中で見落としているもの…
自画像を描くのって 怖い作業ですね。
ふつうは そんなの 
見たくないから 見落としてるんだもの。

芝居をやりながら 思います。
常に自画像を書くつもりでないと いけないぞ、と。
自画像を描く行為と言うのは
表現をするものの 宿命なのですね。



  

プロフィール

はんがん

Author:はんがん
河崎早春(かわさき さはる)
俳優、朗読家。NPO日本朗読文化協会講師。

舞台の案内、これまでの舞台、仕事歴は
公式HP 「ことばの国」

朗読、語りの様子はYouTube
「ちりぢごく」「瘤取り」ほか


プライベートな 趣味の世界は Facebook

なお、武者小路実篤記念館のHPで
詩の朗読の映像も見られます。
→ 「詩の世界」

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